手に入ったら奇蹟は奇蹟ぢゃなくなる。6の抜け殻に宿る奇蹟が日常へと変化する,そのドキドキ感を味わおう。
アップル社はクイックタイム6のパブリックプレビュー版を公開した。特徴はコンテンツ配信の標準規格となるMPEG4に対応したこと。MPEG4についてはライセンス問題でもめていたが,今回の公開はなんらかの解決が近いことが想像される。
ということでインストールしてみた。外観的には特に大きい変更はなく(pic),QT5で使っていた3ivxやon2 VP3のコーデックもそのまま使えている。そしてMPEG4。プレーヤーのボタンからいくつかのコンテンツにアクセスできるんだけど,これがまたとんでもない高品質で驚く(pic)。「Music」ボタンからいくつかの音楽(AACフォーマット)も用意されている。100kbpsほどのビットレートで音に広がりのある高音質のストリーミングが聴けている。MP3 128kbpsとは比べ物にならないほどだ。
MPEG4はただビデオとオーディオを配信するだけでなくハイパーリンクをからませたりとかいろいろできるのがウリなので,画質だけをうんぬん云っても仕方ない。デフォルトではかなり低いビットレートになっているが,あげればいい画質になる(pic←の設定ぐらいだとまったく不満がなくなる感じ)。同じビットレートだと3ivx,on2 VP3,DivX 4の方が画質的にはいいけど,コーデックをインストールしなくても手軽にみられる点を考えるとMPEG4にアドバンテージは大きい。それは今まで,マックになかった,奇蹟だ。
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